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予約システムの選び方

Googleマップから予約が入る店、入らない店の違い

お店を探す場所はグルメサイトからGoogleへ移りつつあります。マップから直接予約が入る店との違いは、「Googleで予約」に対応した予約システムを使っているかどうかです。

Googleマップには、そのまま席の予約まで進めるお店と、場所と写真を見るだけで終わるお店があります。この違いを分けるのは、料理の腕でも口コミの点数でもありません。お店側が「Googleで予約」という仕組みに対応した、予約システムを使っているかどうかです。

予約システム会社のTableCheckが、2022年6月に消費者1,100名へ店探しの調査をしています。お店を探すときにGoogleを使う人は86.1%でした。食べログのようなお店探しのサイト(グルメサイト)は61.3%で、初めて順位が入れ替わりました。

お客さまが店を探す場所は、先に動いています。

お店を探す場所が、Googleに移りつつあります

もう少し新しい数字もあります。Googleの地図対策を手がける会社イクシアスが、2026年5月に3,000名へ行った調査です。店探しの情報源はGoogle検索が64.7%で最多でした。食べログは43.7%、Googleマップは38.3%です。たずね方が違うため、さきほどの86.1%と直接は比べられません。

グルメサイトが消えたわけではありません。食べログの43.7%は、いまも大きな数字です。ただ、お客さまが最初に開く場所としては、Googleが先に来るようになりました。

店探しで使う場所の調査結果を並べた横棒グラフ。TableCheckの2022年6月調査ではGoogleが86.1%・グルメサイトが61.3%。イクシアスの2026年5月調査ではGoogle検索が64.7%・食べログが43.7%・Googleマップが38.3%
店探しで使う場所をたずねた2つの調査です。時期も対象も異なりますが、どちらもGoogleが最多でした(2026年7月31日確認)。

予約まで進める店は、「Googleで予約」を使っています

鍵は予約システムです。ネットで予約を受け付けて、台帳のように管理する仕組みのことです。

使っている予約システムが「Googleで予約」に対応していると、マップの店のページに予約の入り口がつながります。お客さまはそのページから、そのまま予約を入れられます。グルメサイトを経由しない、もうひとつの予約の受け方です。

この入り口がないお店では、お客さまはマップで場所を確かめて、電話など別の方法で予約します。マップから離れずに予約まで進めるかどうかが、タイトルの「入る店・入らない店」の分かれ目です。

Googleマップからの予約の分かれ道を示す分岐図。お客さまがマップで店を見たあと、「Googleで予約」対応の予約システムを使っている店ではそのまま予約でき、使っていない店では電話など別の方法での予約になる
マップで店を見つけたお客さまの、その後の分かれ道です。使っている予約システムが「Googleで予約」に対応していれば、そのまま予約まで進めます(2026年7月31日確認)。

対応は2018年に始まり、もう標準機能になっています

「Googleで予約」は、できたばかりの仕組みではありません。国内では、ぐるなびが2018年10月に初めて対応しました。その後、予約システムの各社が続いています。

対応時期サービス
2018年10月ぐるなび(国内初)
2019年3月トレタ
2020年2月TableCheck
2020年3月ebica

※対応時期は各社の公表資料によります(2026年7月31日確認)。

月額が定額の予約システム各社では、いまでは標準機能になっています。たとえばebicaは、Google連携に追加費用はかからないと公式サイトに書いています(2026年7月31日確認)。

Google経由の予約は、まだ全体の一部です

正直な数字も書いておきます。TableCheckは、導入店約6,200店の予約データを集計しています(2019〜2022年)。GoogleとInstagram経由の予約は、あわせて約5%でした。伸びてはいますが、まだ小さい数字です。

同じ集計で、グルメサイト経由の予約は55〜60%から40〜45%に下がりました。お店の公式サイト経由は、40%強から50%前後に上がっています。探す場所が先にGoogleへ動き、予約の場所があとから追いかけている段階です。

つまり「対応しないと今すぐ困る」という話ではありません。なお、この集計は予約システム導入店のデータです。全国のお店の平均そのままではありません。その点だけ、頭に置いて読んでください。

こんなお店は急がなくてかまいません

次のようなお店では、この記事の話はあまり関係がありません。

  • 行列や食券で回す、予約を取らない営業のお店
  • 電話と常連さんだけで、席がじゅうぶん埋まっているお店
  • 席数が少なく、これ以上予約を増やしたくないお店

逆に、これから予約で席を埋めたいお店には、確認する価値があります。新しいお客さまが探しているその場所に、予約の入り口を置けるからです。

店で確かめることは、ふたつだけ

ひとつめは、いま予約をどう受けているかの整理です。電話だけなのか、予約システムを使っているのかを確かめます。

ふたつめは、予約システムの提供元への確認です。「『Googleで予約』に対応していますか」と聞けば終わります。予約システムをまだ使っていないお店は、「Googleで予約」対応のものを選ぶところから始まります。

まとめ

  • 店探しでGoogleを使う人は86.1%です(TableCheck・2022年6月・消費者1,100名調査)
  • 2026年5月の調査でも、Google検索64.7%が店探しの最多でした(イクシアス・3,000名)
  • マップから予約が入るかは、「Googleで予約」対応の予約システムを使っているかで決まります
  • 対応は2018年10月のぐるなびが国内初で、いまは定額型の予約システム各社の標準機能です
  • Google・Instagram経由をあわせて約5%とまだ少数ですが、伸びています(TableCheck導入店・2019〜2022年)

お客さまが探す場所は、もう動いています。次に動くかどうかは、お店側の話です。

出典