Airレジ単体は 無料のまま、 線引きは ネット予約
Airレジを
Airレジをレジとして使っているだけなら、いま費用は発生していません。公式サイトには「基本レジ機能は0円、月額費用もかかりません」と明記されています。
費用が発生し始める線は、レジの外にあります。線引きは、ネット予約を受け始めるかどうかです。レストランボードという予約台帳をホットペッパーグルメとつなぐと、その先で初めてお金がかかります。この記事では、その線の正確な位置を、公式ページで確認できる範囲だけで書きます。
レジと して 使う 範囲に、 値札は 付いていません
公式サイトがうたう0円は、レジ機能まるごとです。会計、売上の集計、商品の登録、顧客の管理。日々のレジ仕事は、この無料の範囲におさまります。お店が自分のお金で用意するのは、iPadなどの機器だけです。
Air系にはAirシフトなど、有料のサービスも並んでいます。ただ、どれも別に申し込んで初めて始まるものです。レジを使っているだけで、何かの料金が自動で加わることはありません。
線は、 レジと 予約台帳の さらに 先に あります
ホットペッパーグルメのネット予約は、レストランボードという予約台帳とセットで使う決まりです。Airレジとホットペッパーグルメが直接つながることはなく、あいだには必ずレストランボードが入ります。そのレストランボード自体も、公式の案内は「基本料金0円」です。
だから、予約台帳を入れた段階でも、まだ費用は発生しません。レストランボードは、ぐるなびや食べログなど他社サイトの予約メールも取り込めます。台帳として使うだけなら、ホットペッパー専用の道具でもありません。
お金がかかり始めるのは、ホットペッパーグルメとつないでネット予約を受け、お客さまが実際に来店したときです。課金されるのは、ネット予約で来店した人数の分です。
線を 越えると、 来店1人ごとに 支払いが 生まれます
金額は時間帯で変わります。ネット予約で来店したお客さま1人につき、ディナーは税込215円、ランチは税込54円です。内訳は、ネット予約手数料がディナー150円・ランチ40円(税抜)。お客さまに付くポイントの原資が、ディナー50円・ランチ10円です。消費税がかかるのは手数料の側だけで、ポイントの原資は対象外です。
この手数料は、2020年9月1日に新しく加わりました。ネット予約が始まった2012年からの8年間、店側の負担はポイントの原資だけでした。そして公式ページには、単価が変動する可能性があると書かれています。変わるときは、適用の1ヶ月前までにメールで通知される決まりです。
レジが 0円でも、 リクルートは 困りません
「レジだけ0円で使わせてもらって、大丈夫なのか」と気になるかもしれません。大丈夫です。レジを0円で配る理由を、リクルート自身が投資家向けの説明で明かしています。Air系のサービスはフリーミアム、つまり無料で入口を広げて別の場所で回収する形です。決算資料の区分でも、Air系の売上は販促の領域に含まれています。レジ単体の0円は、うっかりの大盤振る舞いではなく、設計どおりの姿です。
ひとつだけ添えると、0円はいまの事実であって、将来の約束ではありません。単価があとから加わった例が、まさにこの記事のネット予約手数料です。サービスごと終わった例なら、2025年10月終了のAirインボイスがあります。だからこそ、費用の線がどこにあるかだけは、覚えておく価値があります。
ネット予約を 始めるのが 向く お店、 向かない お店
向いているのは、新しいお客さまをこれから増やしたいお店です。ディナー1人215円(税込)は、ネット予約の来店を1人連れてきてもらう対価と考えられます。席が空いている曜日を埋めたい時期なら、払う意味のあるお金です。
向いていないのは、予約のほとんどが電話と常連さんで埋まっているお店です。新しく呼びたいお客さまがいないなら、線を越えて得られるものは多くありません。しかも、いちど線を越えると、常連さんのネット予約にも同じ単価がかかり続けます。
手数料が
それでも始めるなら、単価ではなく年額で見てから決めてください。目安は「単価×月のネット予約人数×12ヶ月」です。月の人数はお店ごとに違うので、まず1ヶ月ぶんを数えるところからで十分です。
まとめ
- Airレジをレジとして使う範囲は0円で、月額費用もかからないと公式に明記されています(2026年7月31日確認)
- レストランボードを入れただけでも、まだ費用は発生しません
- 線を越えるのは、ホットペッパーグルメとつないでネット予約を受け始めたときです
- 越えた先は、ネット予約で来店した1人につき税込54円(ランチ)〜215円(ディナー)です
- この単価は2020年9月に加わったもので、変わる可能性も公式ページに書かれています
レジだけの今日の使い方は、何も間違っていません。線の位置さえ覚えておけば、0円のレジは安心して使い続けられます。越えるかどうかは、線の手前で、ゆっくり決めてください。
出典
- Airレジ公式(基本レジ機能0円・機器は店側負担)(2026.07.31確認)
- Air ビジネスツールズ公式ポータル(サービス一覧)(2026.07.31確認)
- Airシフト公式(申込制の有料サービスの例)(2026.07.31確認)
- レストランボード公式(基本料金0円)(2026.07.31確認)
- AirレジFAQ(ホットペッパーグルメとの連携はレストランボード経由)(2026.07.31確認)
- レストランボードFAQ(ホットペッパーグルメとの連携)(2026.07.31確認)
- レストランボードFAQ(他社グルメサイトの予約メール取り込み)(2026.07.31確認)
- ホットペッパーグルメ「ネット予約プラン(掲載料無料)」(単価・課金対象・単価変動と変更通知の記載)(2026.07.31確認)
- 同ページの2020年8月15日時点の保存版(インターネットアーカイブ・手数料は2020年9月1日以降適用の記載)(2026.07.31確認)
- 旧リクルートライフスタイル プレスリリース一覧の保存版(インターネットアーカイブ・ネット予約は2012年開始)(2026.07.31確認)
- リクルートホールディングス 2025年3月期 決算短信(Air ビジネスツールズの売上収益は販促領域に含まれます)(2026.07.31確認)
- リクルートホールディングス 2026年3月期 第3四半期決算説明会 書き起こし(フリーミアムの言及)(2026.07.31確認)
- Airインボイス サービス提供終了の公式プレスリリース(2025年10月終了)(2026.07.31確認)