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予約システムの費用

食べログに月2万5千円、効く店と効かない

食べログの優先表示は月2万5千円(税抜)のベーシックプランから。同じ費用でも仕組みの上で働きやすいお店とそうでないお店の分かれ目を、公式の並び順の構造から整理しました。

食べログの優先表示は、月2万5千円(税抜)のベーシックプランから対象になります。ただ、同じお金を払っても、仕組みの上で働きやすいお店と、働きにくいお店があります。

お客さまが標準検索でお店を探しているか。「利用ニーズが高い時間帯・人数」でネット予約の枠を開けられるか。周りに同じプランのお店がどれだけあるか。分かれ目はこの3つです。

この記事の「効く」は、優先表示が働く場面がある、という意味で使います。順位や集客を約束する言葉ではありません。

月2万5千円(税抜)で買えるのは優先表示までです

食べログの標準検索には「標準(予約・PR店舗優先順)」という正式名があります。並び順で最優先されるのは、有料プランではありません。「最も利用ニーズが高い時間帯・人数でのネット予約が可能なお店」です。有料プランの利用は、その次に来る要素です。

有料プランで優先表示の対象になるのは、月2万5千円(税抜)のベーシック以上です。月1万円(税抜)のライトで買えるのはページ編集などの『表現力アップ』で、優先表示は付きません。公式ページに「※食べログPR ライトを除く」と注記があります。

そして、対象になっても順位の保証はありません。同じ扱いのお店同士の並びは、非公開の内部基準で変わると規約にあります。集客の効果についても、保証しないと明記されています。

優先表示の仕組みの全体と、お金で買えるもの買えないものの線引きはこちらで。仕組みの記事を読む →

標準検索で探されているお店かどうか

優先表示が働くのは、エリアやジャンルから探す標準検索の結果です。店名で検索された場合は仕組みが別で、キーワードとの一致度で並びます。

つまり、名前で指名されて予約が入るお店では、優先表示の出番は多くありません。「渋谷 居酒屋」のように探され、その場で比べられて選ばれるお店ほど、出番が増えます。

食べログでお客さまがお店を探す入り口の分岐図。エリアやジャンルから探す標準検索は予約・PR店舗優先順で並び、優先表示が働く。店名検索はキーワードとの一致度で並ぶ別の仕組みで、優先表示は働かない
店名検索は別の仕組みで並ぶため、優先表示は働きません(2026年8月1日確認)。

業態の前提もあります。ラーメン系・カレー系など「予約業態ではない」ジャンルの検索では、ネット予約の最優先条件は適用されない、と公式に書かれています。予約して行く業態かどうかで、並び順の仕組み自体が変わります。

自分のお店のお客さまが、どちらの入り口から来ているか。最初の分かれ目はここです。

利用ニーズが高い時間帯・人数で、予約枠を開けられるか

並び順の1番目は予約の受け皿です。「最も利用ニーズが高い時間帯・人数でのネット予約が可能なお店」が最優先と、公式ヘルプにあります。どの時間帯・何人がそれに当たるのか、具体的な基準は公開されていません。

それでも、1番目と2番目の順番は動きません。優先表示は2番目の要素です。満席が続く時間帯に枠を開けられないお店や、予約枠の設定を止めているお店は、1番目の条件を満たしにくくなります。優先表示のお金を考える前に、まず受け皿を見る順番です。

なお、ネット予約そのものは有料プランに入らなくても使えます。公式FAQに「PRサービス(有料)へのご登録も必要ありません」とあります。ネット予約の料金は月額ではなく従量制で、ディナーの来店1人あたり税込220円です。

周りのお店しだいで、優先の意味が変わります

優先表示は「◯位に出る」機能ではなく、対象外のお店より優先される仕組みです。だから、周りに対象外のお店が多いエリアほど、優先が働く相手も多くなります。逆に、周りの多くが同じベーシック以上なら、その中の並びは非公開の内部基準しだいです。

その上の段もあります。月5万円(税抜)のプレミアム5と月10万円(税抜)のプレミアム10です。この2つには、曜日・時間帯を選んでさらに前に出る設定枠が付きます。対象は、アクセスと予約が多い時間帯(ゴールデンタイム)です。

エリアの差について、公式は「エリアによっては常に優先的に表示されることも」とだけ書いています。程度も条件も示されていません。分かっているのは、同じ月2万5千円の優先表示でも、エリアの顔ぶれで意味が変わる、というところまでです。

支払いは6ヶ月分か12ヶ月分で数えてください

有料プランの契約は6ヶ月または12ヶ月です。期間中の途中解約は原則できず、日割りもありません。満了前に手続きをしなければ、同じ期間で自動延長されます。

月2万5千円の6ヶ月契約なら、支払いの合計は15万円(税抜)です。「1ヶ月だけ試す」という選び方は、この契約ではできません。ここまでの3つの分かれ目に迷いが残るうちは、この合計額のほうを先に見てください。

決める前の3つの問い

  • お客さまは、店名ではなく標準検索でお店を探しているか
  • 「利用ニーズが高い時間帯・人数」で、ネット予約の枠を開けられるか
  • 周りのお店の顔ぶれの中に、優先される相手がどれだけいるか
優先表示にお金を払う前の3つの問いのチェック図。標準検索で探されているか、利用ニーズが高い時間帯・人数で予約の枠を開けられるか、優先が働く相手は周りに多いか。3つとも「はい」なら優先表示が働く場面があり、1つでも「いいえ」なら先に整える。対象は月2万5千円(税抜)のベーシックから、6ヶ月契約なら合計15万円(税抜)で、順位と効果の保証はない
3つの問いが全部「はい」になってから、月2万5千円(税抜)・6ヶ月契約で合計15万円(税抜)の判断に進む順番です(2026年8月1日確認)。

3つとも「はい」なら、優先表示が仕組みの上で働く場面のあるお店です。1つでも「いいえ」があるなら、先に整えるのはそちらです。

対象は月2万5千円のベーシックからで、契約は最短でも6ヶ月です。そして、いくら払っても順位と効果の保証はありません。買えるのは保証ではなく、優先の扱いです。3つの問いの答えと、6ヶ月分の合計額を並べてから、決めても遅くありません。

出典